ゆううつ部部長のOB訪問 東藤泰宏 イラスト:ヨシムラマリ

第4回後編 24歳就活期女子大学生

就職活動がきっかけで、うつ病になってしまった木本さん。
寝たきりの状態から少し元気が出始めたころ、
就活の固定化された観念から抜け出す契機となる
出会いをします。
どのように、回復へと向かっていったのでしょうか。
気になる後編、お楽しみください。

木本さん
木本さん
・年齢:24歳
・職業:当時大学生(就職して1年)
・うつ歴:約1年
・身長:160cmちょっと
・人と関わるのが好き
・「細身のダンサー」風

※本連載ではプライバシーを守るため、名前はすべて仮名とさせていただいております。

東藤:
通院はどうでした?
寝たきりのときって病院に通うのが結構大変かと思うんですけど。
木本さん:
道を歩くのがつらかったです。
東藤:
歩くのつらいですよね。どんな感じで歩いてました?
木本さん:
歩いているとグラグラしてくる……。
東藤:
うん、わかります。疲労感とかすごくなかったですか?
木本さん:
すごかったです!
それこそ家の中でも寝ているだけだから、外出るだけでもつらくて。
ただ道をまっすぐ歩いてるだけなのに体力的にもメンタル的にも……(苦笑)。
とくに品川駅を降りてから病院までがつらかったですね。
なんかすごい、目の前の景色が曲がって見えたりとか。
歪んでというか。なんだろう。すごく傾いていたイメージがある。

東藤:
木本さんは傾いてませんでしたか?
木本さん:
(笑)。
わたしは多分傾いてなかったと思います。
東藤:
とぼとぼ歩く感じでしょうか?
しょぼしょぼ?
木本さん:
とぼとぼ。
なんかもう、すごい恥ずかしいけど、
「世界の終わり感」みたいなのを感じながら歩いてました。
東藤:
世界の終わり感。
自分が終わるだけじゃなくて世界が終わってたんですか?
木本さん:
自分だけじゃなかったですね。
世界も巻き込んでましたね(笑)。
東藤:
自分だけじゃなく世界も滅びたと(笑)。
ぼくはうつ病になる直前の口癖が、
「死にたい」と「全員死ね」だったんですよ(笑)。
自分か世界かどちらかをいますぐ消してくれっていう。
おんなじ感じですかね。
木本さん:
うん、とにかく全てが終わって欲しい(笑)。

どうやって回復していったか

東藤:
じゃあそういうところから、
どうやってまた大学に行ったり
外の世界に出て行ったりしていたのでしょう。
どういうところからスタートしたんでしょうか?
木本さん:
多分2ヶ月ぐらいは、寝てるような生活を送ってたんですが、
でもやっぱりどうにかしなきゃと。
ちょっとずつ元気になってくるに従って、
そんなにずっと寝ているわけにはいかない、
みたいな思いがでてきました。
東藤:
そう思える元気が出てきたっていうことですよね?
木本さん:
うんうん。
そのときはまだパソコンも少ししか見れなかったけど。
そもそも文章を読むのがつらすぎて。
東藤:
うん。本とかも読めなくなりますよね。
木本さん:
うん。そこからちょっと回復して、
すこしなら就活系のサイトとかも見れるようになりました。

その当時、自分自身がいざ何かを決めようと思ったときに、
自分で決める力がないなっていうのをすごい思わされていて。
そういう力がないと、これからの時代は生きていけないんじゃないか、
みたいな考えがすごいあったんですよ。

だから、自分で決める力を育てるには、
教育領域でなんかしなきゃいけないんじゃないか、みたいな思いがあって、
秋にキャリア支援をしているようなベンチャー企業に
インターンすることになったんです。
東藤:
自分で決める力がないなって思ったことに関して、
うつのときにいろいろな情報を全部吸収してしまって、
抱えてしまったから自分で決める力を育てたいって思うのは
すごく良くわかるんですね。
でも、自分で決める力を育てるのには教育系に行こう、
っていうのがよくわからないんですが。
木本さん:
わたしだけじゃなくて、いろんな人が、
決める力を持っていないんじゃないかと思ったんです。
東藤:
なるほど、自分みたいな人はもっとたくさんいるはずだから、
そういう人たちをサポートする仕事につきたい
っていう解釈でいいですか?
木本さん:
はい。世の中の半分ぐらいの人はそうなんだと思います……
自分みたいな人を増やしたくないっていう感じです。
東藤:
なるほど。その表現だとわかりやすいですね。
木本さん:
はい。で、ひとつ行動をしました。
東藤:
なるほど。
インターンをすることに決めたっていうのは、
具体的ではっきりとした契機ですね。

インターンから再スタート

木本さん:
そうですね。
そこでインターンしてみて、お互いの相性がよければ
そのまま就職、という形もありえました。
東藤:
インターンって週何回でした?
木本さん:
週三ぐらいかな。普通に朝から夜までです。
東藤:
というのは、この間まで寝たきりだったじゃないですか。
そこからインターンを決めるっていうのまではいけると思うんですけど、
朝から夜まで働くっていうのは、体力的に厳しくなかったかなと思って。
木本さん:
とっても厳しかったです。
東藤:
とっても厳しかったですよね(笑)。わかります。
木本さん:
そこは本当にベンチャーだったので、
普通に夜19時とか20時からミーティングスタート
ということがありえるところでした。

それで、ある日、行けなかったんですよね、体も頭も動けなくて。
それですごく申し訳なくて。またすごい思い詰めました。
東藤:
自分を責めちゃいますよね。で、もっと体調が悪くなる。
木本さん:
そうそう。とりあえずちょっとは回復していたとはいえ、
会社に行けなかったことで、まだ自分のことをとても責めがちなところが……
というか、そもそも自信ないじゃないですか。
東藤:
うつ病になってから社会にでるときは、全く自信ないですよね。
木本さん:
常にパフォーマンスが評価される職場だったので。
「できないな自分は」っていつも思えて、それがまた心に刺さりました。
東藤:
インターン以外では外出は大丈夫でしたか?
友達と待ち合わせができるかとか。
木本さん:
たまに行けなかったりとかしましたね。
約束していてこの時間に行かなきゃいけないってわかってるけど、
家で体が動かないみたいな。
東藤:
約束している時間に体が動かないって、ぼくにはとても良くわかります。
あえてうつ病を知らない人に、どういう感じで体が動かないんだよ、
っていうのを説明するとしたら、どんな言葉を使いますか?
木本さん:
えー……なんだろう。 あーやばいもう約束の時間だ、
行かないとっていう風にすごい思ってるんだけど、でも起きれない。
体を起こせないんですよね。
東藤:
着替えをして、あれとあれを持って、すぐに出かけなきゃいけない。
それは分かっているんだけども……。
ぼくの場合は怖かったですね。
体調が悪くて体が動かないっていうパターンと、
外の世界が怖くて体が動かないパターン。
木本さん:
わかる!
東藤:
これ通じるのかな、ふつうの人に。世界が怖いんです(笑)。
木本さん:
怖いんですよね!
東藤:
あらゆることが怖い。とくになにもなくても怖い。
インターンのその後はどうなったんですか?
木本さん:
インターンしてるときにやっぱり行けなかったりしたので、
もう無理だなって。復帰したてで行けるようなところじゃなかった。
そして周りもハードに働いていたし、自分のように、
うつ上がりではずっと働けるような環境ではないな
っていうのはすごく感じて。
行けなくなってしまい、そのままやめるような感じでしたね。
東藤:
フェードアウト的な感じで。
木本さん:
そうそう。結局そんな感じです。
東藤:
やめるときに実はうつ病でしたって言いましたか?
木本さん:
フェイドアウトすることが申し訳ないなと思って1回インターン先に行って、
お世話役の人とちょっと話す場面があったんですけど、
そのときに結局私は泣いてしまい……
東藤:
泣きながらカミングアウトし……
木本さん:
うん。っていうことはした気がする。
東藤:
カミングアウトに涙はつきものですよ。
木本さん:
(笑)。
東藤:
今では「うつ病Tシャツ」着て歩いているぼくも、
家族、友達にカミングアウトするたびに泣いていましたから(笑)。
木本さん:
そうですよねー!
東藤:
うん。なんかつらい……なんかわかんないけど、涙がでるんです。
で、そこから……?
木本さん:
そこから、また体調が悪くなりました。
無気力だったんですよ、ずっと。
でもそうそう、なんだかんだで友達の1人とはちょこちょこ会っていたので。
なので、家族としか会わない生活ではない。
東藤:
それはとてもいいことですね。その友達は理解してくれましたか?
木本さん:
うつ病について勉強……してくれてたのかな?
もともと先生になりたい人で、共感してくれやすい人だったので、
割と理解してくれていましたね。

アルバイトに挑戦

東藤:
なるほどですね。
インターンしてみてやっぱりだめで、
体調は最悪のときよりも良くなってきてたけど
気力は回復していなくて、
家族だけじゃない外部の人との接触はあって。
そこから、回復のきっかけってなんでしょう?
木本さん:
そこから、結局インターンもやめちゃってまたまっさらじゃないですか。
で、どうしようってときに、タイミングよく短期のアルバイトを誘われました。
友達とカフェでご飯を食べていた時に、バイトのお誘いの電話がかかってきて、
それを話したら「とりあえずやってみればいいじゃん」と後押ししてくれたので、
そのバイトをやり始めたんですよ。

ウェブ上でできるインターンシップの仕組みをつくる、
みたいな会社でした。

東藤:
おもしろそうですね。
木本さん:
で、その現場で人が足りていなくて、
誘われてちょいとそこに参加することになって。
そこで参加した時にほかの大学生とかがいて、その大学生とかと接したり、
ほかの社員さんと接したりだとかしていきました。
インターンの時とはまた違うタイプの人たちだったので、
徐々に徐々に、気力はないけど、いろんな人のコミュニケーションが
そんなに苦ではなくなりました。
東藤:
インターンでガシガシ働くぜ、というんじゃなくて、
アルバイトとしてゆとりのある状態で
いろんな人とコミュニケーションできた。
木本さん:
そうそう。時給も1200円ぐらい出てたし。
東藤:
1200円、いいなぁ~。
木本さん:
(笑)。
ていう状態でアルバイトだったので、わたしの気持ち的にも、
無茶をせずに働けていました。
東藤:
そうですね。体調的にも、プレッシャーがないのはいいですよね。
木本さん:
でも、それがたしか10月ぐらいから始めて、
11月12月と3ヶ月だったのかな?
やっていたんですけど、段々と、またやっぱり進路を決めなきゃいけない、
みたいな意識がでてくるわけじゃないですか。
黙々と仕事をしているときは忘れられるけど、
そのアルバイトも結局終わって、またどうしようっていう感じになり。
東藤:
回復してきて、さて、本来の問題に立ち向かわなくてはいけない
っていうことですね。

新しい世界

木本さん:
で、その頃になってツイッターが結構流行り始めていて、
そこでたくさんの発言を見ているうちに、
いろんな人に会いたくなってきたんですよね。
東藤:
へぇ、ツイッターが契機になるんですね。おもしろい。
木本さん:
みんな楽しそうにやっている中で、わたし自身も
もっといろんな人に会いたいし、みたいな。
もともとの性格はそんな感じなんです。
東藤:
そうですよね。
だって、周りの人に相談はしないことで、
ネガティブな方向に行っちゃったけど、
木本さんは、いろんなセミナーに行ったり専門家に聴きに行ったりとか、
元はアクティブだったんですもんね。
木本さん:
そうですね。人に会いに行ったりするのは基本的に大好きなので、
そういう欲がでてきたんでしょうね。それが3月とかぐらいで、
そのタイミングでちょうどおもしろいシェアハウスを知ったんです。
東藤:
どんなシェアハウスなんですか?
木本さん:
みんな本当にやりたいことを追求している人がいました。
自分のやりたいことにまっすぐ向かっていって、
世間の常識とかそういうのに縛られずに行動している人たちが
集まっているシェアハウスでした。
その当時だと、大学を卒業して、
NPOを設立しようと準備中の人がいたりとか。
東藤:
おもしろそうですね。
木本さん:
あとは、普通に大学院生もいましたし、
小さな塾でPR担当として働いている人がいたり、
いろんな人に泊めてもらいながら生き方を模索している人がいたり。
で、結構ちょくちょくあそびにいくようになりました。
東藤:
自分からコンタクトをとったんですか?
木本さん:
はい、一番はじめは、暗闇でレゴを作るワークショップの
メンバーを募集していて、それに惹かれて申し込みました。
東藤:
暗闇でレゴ……ちょっと意味がわからないけど(笑)、
それは気になりますね。
木本さん:
で、それがきっかけで仲良くなるようになって……
結構そこに集まる人に惹かれて、もっといろんな人に会いたいって。
東藤:
シェアハウスに住んでいる人に加えて、
そこに来る人たちとも交流が始まったんですね。
木本さん:
そうそうそう。
本当にいろんな世界観を持っている人がいたので、
みんなの価値観を知りたいというか、
もっと様々な見方をできるようにしたいって思っていたから。
日々会う人が、こんな生き方があるんだ、
っていう感じで世の中を見る目が変わっていきました。

東藤:
うん、世界の可能性がどんどん広がっていくような、
選択肢がいっぱいあるような。
木本さん:
はい。なんでもありなんだなーっていうような。
結構肩の荷が下りました。
東藤:
木本さんがうつ病になる前って、実は似たような状況だったと思うんです。
いろんな人がいろんなことをバラバラに言ってる状況だったじゃないですか。
それで追い詰められちゃってたけど、
シェアハウスの人たちはそれぞれ違う生き方をしていて、
それぞれ自立しておもしろそうにやっている。
一見似ているような気がしますけど、どこが大きく違ったんでしょうかね。
木本さん:
うーん、なんだろう。
東藤:
「ただひとつの正解」を選ばなきゃ
っていう思いがなくなったっていうのが大きいかも?
木本さん:
そうかも!
確かに確かに。
就活のときはそれを切羽詰った状況で相談しまくっていました。
東藤:
うん、とにかく1つの答えを求めていろんな情報を集めて
っていうのと、今回はプレッシャーなしに……
木本さん:
前の、「決めなきゃ!」っていうのはなくて、
純粋に色々な人と知り合って、「あ、こういうこともできるんじゃん」
みたいな感じで広がってましたね。
東藤:
アドバイスを取り入れなきゃっていう義務感というよりは、
可能性を楽しめるっていう感じですね。それはよかった。
それで回復していったっていう感じでしょうか?
木本さん:
ですね。4月の終わりか5月のはじめに遊びに行って、
それから6月まで結構な頻度で行っていて、
人と会うのはすごく楽しいなと思えるようになりました。
東藤:
そのときは、お医者さんはどんな感じでした?
木本さん:
行ってなかったです。
東藤:
え? 病院行ってなかった?
だめですよ!
それは症状的に収まったから病院行かなくてもいいな、っていう判断ですか?
木本さん:
勝手に行かなくなったらダメなんだと思うんですけど、
たぶん……6月か7月ぐらいに始め病院行ったんですけど、
そこから10月か11月ぐらいまでしか病院には行ってないです。
無気力云々とか言いながら病院に行っていなかったですね。
東藤:
それはなぜ?
木本さん:
完全に自己判断でした。
病院はもう必要ないなって思いました。
寝たきりの生活とかからは脱せられていたので。
あと、そんなに病院に依存したくないって気持ちはあったかも。
東藤:
なるほど、病院に依存してしまうのでは、っていう思いがあったんですね。
このインタビューで、「薬に」ではなく「病院に」依存したくないという気持ちははじめて聞きました。

回復に、なにがよかったか

東藤:
これで一応もう回復したっていう感じですよね?
じゃあ、振り返って、うつ病からの回復に何が一番良かったですか?
木本さん:
一番はなにかな……やっぱり、悩みを吐き出して相談すること。
本当にため込んでいたので、人に聞いてもらうことをすべきだった。
それをしていれば、そもそもうつ病にならなかったかなっていうのはありますね。
東藤:
なるほど。発症前の木本さんには一番のストレス原因でしたね。
木本さん:
うつ病なったあとで、人に相談できるようになりました。
それこそ一番初めのキャリアセンターでは泣きながら話したし、
心療内科行ってすぐに相談できたし。
東藤:
シェアハウスの人たちにはうつ病のこととかって話したりしていました?
木本さん:
話していました。否定をしない人たちの集まりなんです。
だから、私がうつ病のことを言うのに別にためらわないというか、
言ったからといって嫌われないなっていうのがあったから話せたかな。
東藤:
なるほどですね。そういう環境が……
これってうつ病の人も読む連載なので、
うつ病の回復へのヒントを得たいなと思うんですけど、
シェアハウスとか、多様な人が集まる場所に、
少し元気がでたら行ってみる、というのはいいかもしれないですね。
木本さん:
確かに。そう思います。
東藤:
具体的にはワークショップみたいな、
それこそ暗闇でレゴをやろう、みたいな謎の集まりとか。
うつ病になる前の自分を知ってる人と会うのは怖いじゃないですか。
でも人と会うのって絶対効果があると思います。

うつ病の就活生へ

東藤:
いま大学で就活をしていてうつ病の人、
もしくはうつ病になりそうな人がたくさんいると思うんですよ。
そういう人たちに、木本さんから何かメッセージとかありますか?
木本さん:
いまは、限られた選択肢しか多分見えていなくて、
世の中が良しとする生き方をしなきゃみたいな思いが強いかもしれないけど、
そうじゃない生き方もある。だから、
世の中の常識に縛られなくていいよって言いたい。
東藤:
なるほどですね。
木本さん:
道を外れるというか、普通の生き方をしないのは、
それなりに大変なことはいっぱいあって、
わたし自身も今の会社に来るまでにいろいろな葛藤を
正直しているので、楽ではないというか、
苦しむ経験はいっぱいあります。
でもいろいろ動いたりしていれば、なんだかんだ道は見えてきたり
開けてくるものなのかなと思ったりするので、縛られずに……。
東藤:
リクナビとか、新卒一括採用以外にも道はあるということを
前提として知ってもらいたいですよね。
木本さん:
知ってもらいたいし、わたしみたいに相談できないっていう人が
どれぐらいいるかわからないですけど、
助けを求めれば誰か答えてくれる。
ということを、もっとわかっておけばいいよって。
東藤:
はい、求めましょう、助けを。
「今自分は弱っている」と手を挙げることは、
恥ずかしいことではなく、その勇気を賞賛されるべきことだと思います。
いま就活生でうつ病真っ最中の人にはどうしましょう?
病院にまずは行きましょうっていう感じですか?
木本さん:
わたしは自己判断で通院をやめてしまったので、
絶対に病院に行きましょうとも言えないかな。
でも、それは有効だと思います。
東藤:
ぼくもまだうつ病なんですけど、スタートアップを経営していて、
経営の問題とか精神的な疲れとかいろいろ溜め込むわけですよ。
それで自分のメンテナンスのためにカウンセリングに通い始めたんですけど、
すごいいいんですね。自分の状況を、
とにかくなんでもいいから聞いてくれる。
で、少しだけ話を整理してくれたりするっていうのは、
とてもすっきりします。
木本さん:
自分のことをちゃんと知ってくれる存在がいる。
すてきね、とか、本当にうんうんって聞いてくれる存在がいると、
一気に生きやすくなるじゃないですか。
東藤:
そうですね。少しでも自分を肯定してくれる存在がいると、
生きやすくなりますね。
就職活動はそれの正反対かもしれないと思います。
木本さん:
なので、友達とかに言えればいいし、無理だったらそういう……
東藤:
専門機関へ。
木本さん:
うん。
東藤:
じゃあ一旦今日はこれぐらいで。
木本さん:
こんなお話しで大丈夫ですか?
みなさんの参考になるんでしょうか。
東藤:
いやいや、貴重なお話しでした。
救われる方も多いと思いますよ。
ありがとうございました。

プロフィール

東藤泰宏(とうどう・やすひろ)
1981年生まれ。
IT業界で働くうち、過労のためにうつ病となる。
1年半のうつ病ニート時代を経て「ゆううつ部」(ブログ)を開設。
2011年にスカイライト社主催の「起業チャレンジ2011」で最優秀賞を獲得。
その賞金300万円で起業。仲間を集め、2012年1月にU2plusを公開。
新たな資金調達にも成功したが、まだ絶賛うつ病中。

「みんなでうつの予防&回復をする認知行動療法サイト」U2plus
ゆううつブログ
うつペディア - みんなで作るうつ情報wiki辞典
・ とうどうTwitterアカウント @toudou_U2plus
・ イラストレーター:ヨシムラマリ Twitter @coromegane
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