ピュアフルアーカイヴスNo.50『その本の物語 上・下』

第50回

村山早紀

『その本の物語 

 

  

むかし子どもだった、すべての大人たちへ――。
子どもの頃、ふたりだけの秘密の本があった。
涙が止まらない、不思議な時を描くファンタジー。

 


 

 

あけましておめでとうございます。
みなさま、お正月はいかがお過ごしでしたか?


ご実家に帰省され、
自分が子どもだったときに読んでいた本を見つけて、
懐かしく思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

記念すべき第50回目のピュアフルアーカイヴスは、
そんな「子どものときに読んだ本」が、
物語の大きな軸となる一冊です。

著者は、「コンビニたそがれ堂」などの人気シリーズで知られる、
村山早紀さん。

 

主人公の少女・南波は、
病院のベッドで眠り続ける親友・沙綾のお見舞いに来ていました。
その日、南波は、偶然ある本を持ってきていました。

それは、ふたりが子どものころに一緒に読んだ、
かけがえのない本、
『風の丘のルルー』。


「彼女の耳に届くかも知れないから、その本、読んでみない?」と、


病院の先生にすすめられ、南波は朗読をはじめます。
目を覚まさない沙綾に、想いが届くように。

この作品は、大人の入り口に立つ10代の女の子の現実と、
子どもの頃に読んだ物語の世界が共鳴しあいながら進んでいきます。


これは、どんな大人のなかにもあるはずの、
閉ざされた子ども時代を呼び出してしまう、魔法のような物語です。

 

ぜひご一読を!




ずっと友達でいられると思っていた。
なのに、約束を破ったのはわたし―――。

病院のベッドで眠り続ける、かつての親友・沙綾のために、
きょうも朗読を続ける南波。
彼女が読む本、それは二人が子どもの頃に好きだった、
魔女のお話だった。
魔女というだけで人間に恐れられ、そして裏切られてもなお、
不思議な魔法の力を使って、大好きな人間を救い続けた、
風の丘のルルー。
大好きだったこの物語が、あなたを呼び戻してくれたら……。
今を生きる10代の女の子と、本の中の冒険が響きあう、
遥かなる魂の物語!


(画像は上巻のものです)

 

プロフィール

村山早紀(むらやま・さき)
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に、「コンビニたそがれ堂」シリーズ、「カフェかもめ亭」シリーズ、「海馬亭通信」シリーズ(以上ポプラ文庫ピュアフル)、『ルリユール』(ポプラ社)、「花咲家の人々」シリーズ、「竜宮ホテル」シリーズ(以上徳間文庫)などがある。
ホームページは、http://kazahaya.milkcafe.to/

最新記事

バックナンバーはこちら

ポプラビーチを読んだ感想をぜひお寄せください。
皆さまのおたよりお待ちしております。
感想を送る
WEB マガジン ポプラビーチ powered by ポプラ社
ポプラビーチトップへ戻る