『ピースメーカー』特設ページ

 

 

中年以上の読者にはたまらない描写が相次ぐ。そして物語のバックに流れるのは、

ディープ・パープルやビージーズ、ビートルズだ。いやもうホントにたまらない。(中略)

かといって、ただノスタルジックなだけじゃない。今の中高生が読んでも、きっと共感できる。

仲良くしたいのにできない、悪いことじゃないのに大人は認めてくれない、

意地が邪魔をして素直になれない──そんな出来事は、今も変わらずあるのだから。

ネットやケータイはなくても、知恵と思いやりで問題を解決する良平たち

姿には、むしろ現代の中高生の方が感じるところは大きいのではないか。(中略)

 

いい音楽は世代を選ばない。同様に、いい物語も世代を選ばない。

本書も世代を問わず、読んで戴きたい一冊である。

 

                                                                           ―― 書評家・大矢博子さん(『アスタ』2月号より)    

 

          

 

 

     illustration                

  森見登美彦著 『恋文の技術』 や

  椰月美智子著坂道の向こうにある海』などで

  知られる中島梨絵さんによるカバーイラスト

 
  僕らの〈知恵〉と〈愛嬌〉が学園を救う!?

 

    『ピースメーカー』
   2011年1月13日発売
   四六判上製 
   定価:本体1500円(税別) 
   装画:中島梨絵

 

 

  story  

70年代を舞台にしたハートフルな青春エンターテイメント

 

僕らが通う、中高一貫教育で知られた伝統ある〈赤星学園中等部・高等部〉は、今は〈赤星中学校〉と〈赤星高校〉という名前になってる。
赤い星っていうのは火星のことで、戦いの神様らしい。そのせいじゃないだろうけど、
何故か伝統的に文化部と運動部の戦いが続いているんだ。
放送部の顧問の先生、コウモリは言う。
「放送部が唯一、運動部と文化部を結び付けられる平和の使者〈ピースメーカー〉になれると僕は思ってる。

部の活動を把握して、取材から現場の仕切りから放送まで、すべてにおいて彼らを結べるのが、放送部だ」

運動部と文化部を繋ぐ架け橋となって平和をもたらすもの。
まさしく、ピースメーカー――

 

立ち読みは、コチラから

 

 

   charactor    

 キュート&ラブリーな登場人物たち

  

林田良平 Hayashida Ryouhei
赤星中学校1年。小学校からの相棒・ケンちゃんとともに放送部に所属し、

アナウンスを担当。自らシスコンではないかと思うくらい姉のことが好きで、

その姉の意を受けて二代目〈ピースメーカー〉に。アイデア力あり。

 

高峰ケン Takamine Ken
赤星中学校1年。機械いじりが好きで、放送部ではディレクター役。ジャズ喫茶経営の父親は

クラシックから歌謡曲まで幅広いジャンルのレコードを所有し、兄はプロのベーシスト。丸顔で愛嬌がある。

 

林田みさき Hayashida Misaki
良平の6歳年上の姉。人並み外れた美しい容姿とちょっと変わった性格と美しい声を持ち、

赤星中学校在学中は初代〈ピースメーカー〉として活躍。短大に通う現在はパン作りに凝っている。

 

中山俊一 Nakayama Syunichi
放送部の顧問を務める教師。対立する文化部と運動部のどちらにも与しないため、「コウモリ」と

あだ名される。実は良平の「近所のお兄さん」で、ショーケンに似ている。

 

沢本香苗 Sawamoto Kanae
赤星中学校3年。ピアノ、琴、英語、華道、日本舞踊など、毎日たくさんのお稽古事で忙しく、

ほとんど放送部に出てこない幽霊部長。勉強は常に学年のトップクラス。

 

三浦文枝 Miura Fumie
良平たちの学年に転校してきた女子。初代〈ピースメーカー〉の林田みさきに似た〈天使の声〉を持つ。

同学年の良平たちにも敬語で話す。 

   profile    

小路幸也 (しょうじ・ゆきや)

1961年北海道生まれ。広告制作会社勤務を経て、2003年『空を見上げる古い歌を口ずさむ Pulp-town fiction』で第29回講談社メフィスト賞を受賞しデビュー。『東京バンドワゴン』シリーズ(集英社)など、温かな視点に裏打ちされたエンターテイメント作品に定評がある。著書『ラプソディ・イン・ラブ』(PHP研究所)、『探偵ザンティピーの休暇』(幻冬舎文庫)、『さくらの丘で』(祥伝社)、『僕は長い昼と長い夜を過ごす』(早川書房)、『DOWN TOWN(ダウンタウン)』(河出書房新社)、『COW HOUSE(カウハウス)』(ポプラ社)、『カレンダーボーイ』(ポプラ文庫)ほか。

 
 

 

   from author    

 

僕は実際に小中学校と放送部員で、その頃は放送室が世界中のどこよりも落ち着く場所でした。

日本中の元・放送部及び現・放送部員、そしてかつて生徒だった皆さんに愛を込めて。      
 

小 路  幸 也                  

 

 

 

            

最新記事

バックナンバーはこちら

ポプラビーチを読んだ感想をぜひお寄せください。
皆さまのおたよりお待ちしております。
感想を送る
WEB マガジン ポプラビーチ powered by ポプラ社
ポプラビーチトップへ戻る