『兄妹パズル』
2010年5月14日発売
四六判上製
定価:本体1,429円(税別)
装画:片山若子
 


 

県立高校二年、テニス部所属。ボーイフレンド、なし。兄ふたりの五人家族、末っ子――
そんな松本亜実の平穏な日常に、ある日事件が起こる。仲の良い下の兄貴「ジュン兄」が、突然いなくなってしまったのだ。四日目、はがきが届いた。
「思うところあってしばらく家を出ます 潤一」



 
  松本亜実 Matsumoto Ami
県立高校の二年生。小さいころから飛びぬけて寝起きがよく、高校入試間際に人生ではじめての失恋をしたときでさえ食欲は衰えなかった。周囲からは「明るく元気で男前の亜実」と評価されている。
  松本浩一 Matsumoto Kouichi
亜実の長兄で、通称コウ兄。弁護士をめざす大学院生。母親に似て美形で頭が良く、亜実は尊敬に近い感情を抱いている。クールで、最小限の言葉しか話そうとしない。口癖は「なにか?」。
  松本潤一 Matsumoto Junichi
亜実の次兄で、通称ジュン兄。大学一年生。中学時代にサッカーの名門校からスカウトされるほどの有望選手だったが、高校ではサッカー同好会に、大学では映画同好会に所属。おしゃべりでお調子者。
  飯田由希子 Iida Yukiko
亜実とともに「女子文系コース」に所属する親友で、通称ユッコ。いやでも目につくほどの美少女ながら、変な知識を持っていたり、結構思い切った行動に出たりする。
  清水 Shimizu
亜実と由希子と同学年の男子。サル顔のサッカーバカで、亜実の気持ちに恐らく気づいていない。部のOBであるジュン兄を「松本先輩」として崇拝している。



 

神奈川県生まれ。『五月のはじめ、日曜日の朝』で毎日新聞小さな童話大賞と新美南吉児童文学賞を、駒井れん名義の『パスカルの恋』で朝日新人文学賞を受賞。2006年、絵本の翻訳『ジャックのあたらしいヨット』(BL出版)で産経児童出版文化賞の大賞を受賞。著書『キャベツ』(講談社)、『卵と小麦粉それからマドレーヌ』『群青の空に薄荷の匂い 焼菓子の後に』(ともにポプラ文庫ピュアフル)、『レモン・ドロップス』(講談社文庫)ほか。


  兄妹の、家族の、物語を書きました。同時に、すべてのあのとき・・・・・・・・で形作られている
ひとりひとりの物語になっていることを願いながら。

石井睦美
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