story

東京郊外の新興住宅地・中西市で相次ぐ奇怪な出来事。
落ち葉に覆われた動物の死骸、いなくなる子どもたち、街をよぎる不気味な黒い影……。
大切な友達や家族を取り戻すため、おふみこと織田史恵は、仲間とともに街を覆う闇の奥へと入り込んでゆく。

charactor
織田史恵
織田史恵(12)


通称おふみ。親があまり家にいないなど特殊な環境のせいか、いささかひねくれた性格に。最も早く、街の異変に気づいた一人。
立石秀平
立石秀平(12)


運動神経抜群、性格すこぶるよし。おふみへの一途な想いを隠さない。家を放火魔に狙われ……
吉住 衛
吉住 衛(12)


ふだんはぼんやりしているが、絵筆を持たせれば天賦の才が迸る。街を覆う闇に反応して不思議な絵を描き始める。
金盛 創
金盛 創(14)


母親を亡くしてから、内向的で繊細な性格に。失踪した義理の妹・春菜をどこまでも捜し続ける。
金盛春菜
金盛春菜(7)


創の義理の妹で、複雑な生い立ちのせいで笑顔が少ない。商店街で跡形もなく姿を消してしまう。
ゴン
ゴン(7)


春菜とともに生まれ育ったボストンテリア。一部の人は「スーパー犬」だと信じている。でもスルメイカが大好物。
もののべ様
もののべ様(?)


正体不明。街の闇に潜んでいる。姿を現すときは決まって後ろ姿。
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?(?)


20年前から、まったく同じ姿で街の風景写真に写り続けている謎の少女。
story map
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読者ハガキより

封じられた街は、すごくほんとうぽくてよみごたえがあっていいです。たまにせすじがゾッとしたり、感動したり、してよすぎです。

中瀧琴乃さん(12才・女性、富山県)

ストーリーの展開が予想できなくてワクワクしながら読んでいました。まだまだ沢村さんの本が読みたいです。

匿名希望(11才・男性、岡山県)

現実にはない話なのだけれど、登場人物たちの感情、人を思う心、人を恨む心には、何もなく「私がこの人だったら…」と物語の中に引きこまれてしまいました。本を読むと背中がゾクゾクしたり、涙がこぼれるほど感動したりと、いろいろな感情があふれ出してきました。礼美さん、真穂さんの過去をもっと詳しく知りたいです!

匿名希望(12才・女性、千葉県)

ハラハラ・ドキドキでとてもおもしろかったです!! 子どもたちが勇かんに立ち向かっていく所もオススメです!! この作家さんの本は初めて読んだけど、すぐにファンになってしまいました!

匿名希望(12才・女性、静岡県)

個人サイトより

なんで今までこの作者のことを知らずにきたのだろう、そんな悔しいような思いにとらわれました。和製ダークファンタジーというと「光車よ、まわれ!」を思い出しますが、この作品はこの名作に負けず劣らずの素晴しい出来栄えでした。思春期の子供たちの感性や心の動きを細やかに描き、文章もまた繊細で美しい。勇気と友情、そして笑いを武器に、闇の力に立ち向かっていく彼らの姿は、久し振りに胸を高鳴らせてくれました。(略)ファンタジー、ホラーが好きな大人にも、是非読んで欲しい名作だと思います。

しろねこさん

今年最大の収穫かもしれません。天沢退二郎「光車よ、まわれ!」に優るとも劣らない傑作だと思います。ダークファンタジーの名作として後々記憶されてよい作品でしょう。
静かに胸に手を当てて、今まで読んできた作品の中での絶対的位置ですから間違いはないと確信してます。新しい傑作の誕生です。

三頌亭さん

すごく作りが丁寧という印象です。何より、登場人物の心情がとても細やかに描かれていたのがよかった。ホラーなので、超自然的なことも起こるのだけれど、展開が唐突だとか強引だとか思うところが少しもなかったのが驚きです。
特に好きなシーンは、子どもたちが冬の河に入るのをハジメくんのお父さんが許すところ。
(略)その流れが、なんだかすごく好きでした。衝突したり、自分の我を押し通したりするのではなく、こんなふうに在るべきところへ向かうことができるようなコミュニケーションをとれたら、すばらしいなあと思ったんだよな。
死に触れた子どもたちが、生について強く考えるようになるのを見て、私もまた、生きることや今生きていることについて思いを馳せたのでした。

三森紘子さん

子供達の一生懸命さと、この手のお話では情けなさだけが目立つ大人たちがちゃんと大人として描かれているという稀有な物語。本当に細部にまで書き込まれているところが凄いんです。今、この世界に、自分の回りに、己が立っている場所に、少しでも不満や苦悩を感じているならば、この希望あふれる物語を是非。

ペンギン店長さん

アマゾンより

どんな困難が起きても、珠玉の魂を持つ者の輝きは消せない… 日本にまた素敵なファンタジーが生まれたことを素直に嬉しく思います。文章には、チェロの演奏のように少し低く透明なリズムが流れて心地良く響き、最後まで止まらずに、そしてまた何度も聴いていたくなります。(略)なぜ自分だけが… 偶然関わってしまっただけなのに…などと嘆くことなく、 怖さから逃げず、守りたいものを守るために、 ただまっすぐに前を向いて立ち向かう。彼らの限りなく強く優しい心を一緒に受け止めてみてください。そして、私たちが感じるものはその心のままに。最後には何かの余韻を残した爽やかな風が吹くと思います…

パライバさん (東京都)

今の私はもののべ様の格好の餌食だ。人を恨み世を恨み、そんな弱った心に付け込まれるだろう。 だから今彼らにとても会いたい。 おふみさん「大人でしょ、しっかりしなさい」 秀平くん「元気出せよ」 ハジメくん「大丈夫だよ」 きっとそんな言葉を掛けてくれそうだ。 春菜ちゃんは真っ直ぐな目で見つめてくれるだろう。マモルくんはどんな絵を描いてくれるだろうか。凹んでる大人にも読んでいただきたい。彼らから勇気をもらい、きっと大切なことに気付かせてもらえる。

カガリさん

著者のブログ「スカッターブレイン」への書き込みより

結末に向かうにつれての人間のアタタカサ、深さには感動で一杯。「リアルホラー」に例えられる小説なのでしょうが、その枠には収まりきれないステキな物語、深く感動しました。「お話し」の域に留まらず、今ある自分の周りの世界もこうあって欲しい! と強く願う次第です。もう3回ほど読んでいます。

meymieさん(宮崎県)

とっても面白かったです。私なりに考えていた続きとぜんぜん違っていて最後までおふみちゃんたちの勇気に感動しました^^

蓮華さん

小学5年生の紅亜です。「北風のポリフォニー」(注・文庫版では上巻)を5回繰り返して読みました♪ 「薄氷のディープシャドウ」(注・文庫版では下巻)、すごい展開でびっくりです。感動しちゃった……最高の作品をありがとうございました♪ 『封じられた街 』に、ものすごく勇気をもらいました。

紅亜さん

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testu sawamura

1970年岩手県生まれ。2000年、『雨の鎮魂歌(レクイエム)』(幻冬舎)を発表しデビュー。主な著書に、『運命の女に気をつけろ 劇団・北多摩モリブデッツ、怒涛の36日間』(ジャイブ)がある。ダークファンタジー『十方暮(じっぽうぐれ)の町』(角川書店、〈カドカワ銀のさじ〉シリーズ)を近日上梓予定。


運命の女に気をつけろ 十方暮の町

ウェブサイト「沢村鐵のフィラメント」

メッセージ
『封じられた街』特設ページ|スピンオフ短篇 フィルインライト~佐橋刑事の逡巡~ブンゲイピュアフル
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