時間に追われていると、毎日があっという間にすぎてしまい、季節の変化や、自分の気持ちも見逃しがちなものです。
1日1日の暮らしから、人生を大切に味わって生きていけたら……
というわけで、日々の生活をバージョンアップしていくコツを、歳時記ふうにご紹介していきたいと思います。
書籍『日々パワー』の“実践編”として、あわせてお楽しみください!
『日々パワー』
堀川波著 定価1260円
読むたび元気がでてくる絵とことばが満載。好評発売中!





○大掃除
年末に大掃除をすると決めているのは水周りです。キッチン、トイレ、お風呂、、、。1年間見てみぬふりをしてきた換気扇の油汚れ、風呂がまの排水溝にびっしりついた水垢やカビ、、、、家の中の一番おぞましい汚れが自分の手で消えていくのを見れば、今年気になっている嫌なことも忘れて晴れ晴れとした気持ちで新年を迎えられる気がします。次に家の中にある引き出しや棚、カゴの中身を、まずは全部ひっくり返して、いるものといらないものに分ける作業も私の大事な大掃除の作業。いるものだけを元の場所に戻すとゴミ袋いっぱいのいらないものが出てくるから気持ちいい。ちょうど、自分の身体に知らず知らずたくわえられている贅肉のよう、、。最後の大掃除の締めくくりは玄関です。来年もここから幸せな風がたくさん吹き込んできますように、、、と願いを込めてピカピカにしたら、注連縄を飾って来年の福を迎えます。




○暮れの市場
雪が降り出しそうな曇り空の下、たくさんの人の活気と熱気で賑わう暮れの市場にお正月準備の買い出しに母親と繰り出すのが好きです。母親はお正月の準備となると太っ腹で、あれもこれも!とぽんぽん買いすぎるので、それを止めさせるのが私の役目です。買出しから戻ったら紅白を見ながら、おせちやら正月飾りを作って、みんなでカニ鍋を囲んでビールを飲んで、おそばを食べながらカウントダウン!という毎年毎年変わらない「お決まりの年越し」になんともいえない幸せを感じます。

 



 


○年賀状作り
毎年、クリスマスを過ぎてからあわてて作る年賀状ですが、図案を考えるのも、宛名を書くのも好きな作業だったりします。年末年始の華やかなパーティの招待状は、ついつい「欠席」にマルをつけてしまったり、遠くの友だちになかなか連絡をしなかったりと社交的なことが苦手な私にとって、年賀状はお世話になっている方々にご挨拶できる貴重な機会。今年の図案はポーランドの切り絵、ビチナンカをアレンジして作りました。

 


 


皆様の2008年が大きく伸びていきますように。
きれいな花が咲きますように。
大切な人とつながっていきますように。


この連載も今回が最終回。一年間、お付き合いありがとうございました。


*堀川 波(ほりかわ・なみ)
1971年大阪生まれ。著書に『わたしはあなたのこんなところが好き。』『はじめは好きって気持ちから』『わたしがあなたに聞いてみたいこと』(ポプラ社)、 『ちいさいドットちゃん』(マガジンハウス)、『土曜日のお裁縫』(祥伝社)、『ふたりのパッチワーク』(白泉社)など多数。