浅暮三文
定価:1,680円(本体:1,600円)
判型:四六上製
ページ数: 240頁


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内容紹介

マンモス大学をなんとか卒業して、弱小広告代理店の営業社員として社会人デビューした青年アサグレ。仕事はといえば三行広告とりのための飛び込み営業。悪戦苦闘はするけれど結果が出ず、やっと商談成立と思いきや夜逃げされたり、お客を怒らせたり――クサった気持ちで町をうろつき、喫茶店で時間をつぶし、嘘の営業日誌を書く日々。たまに出会うやさしい人たちの応援に、思いは深まる。俺はいったいどないなんねん、そもそもどうなりたいねん、でも、しゃーないか、うどん食うて寝たれ…。そんなある日突然の辞令がアサグレに下り、人生が大きく舵を切ることになる――可笑しくて哀しい青春のササクレを、80年代大阪の情景と大阪人の人情を交えつつ描く!


著者紹介

1959年兵庫県生まれ。関西大学卒業後、広告代理店勤務、コピーライターなどを経て作家デビュー。98年『ダブ(エ)ストン街道』で第8回メフィスト賞を受賞。03年『石の中の蜘蛛』で第56回推理作家協会賞受賞。近著に『クリスマスにさようなら』『異人類白書』など。


編集部より(牧野出版・小田部)

異色の感覚ミステリから叙情的物語、実験的短篇小説からコミカルなユーモアスケッチまで幅広く活躍する奇才アサグレの自伝的物語。かっこわるくてせつなくて、夢や希望に溢れない、これぞホンマのサラリーマン物語。