著者:ミラーナ・テルローヴァ 訳者:橘明美
定価:1,575円(本体:1,500円)
判型:四六判上製
ページ数: 288頁


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内容紹介

悲惨な戦争の話だ。それと、1979年生まれの少女が大人になっていく喜びの話だ。比べると、悲惨より喜びの方がわずかに、でもゼッタイに、勝っている――池澤夏樹氏推薦
ある日突然戦争が始まると、どうなるのだろうか? チェチェン共和国で暮らす著者が14歳だった12月、年末のダンスパーティのドレスを準備していた日に、ロシア軍が侵攻してきた。戦争を知らなかった、若い世代に突然ふりかかる悲劇の数々。連行された知人が一人死ぬたびに白い石を一つずつ並べ墓石の代わりにする人々……。1994年の第一次チェチェン紛争勃発時に14歳の少女だった著者が、第二次紛争中の2005年までのチェチェンの実情をありのままに綴った手記。


著者紹介

ミラーナ・テルローヴァ(Milana Terloeva)
ジャーナリスト。1979年、チェチェンに生まれる。1994年から始まった第一次チェチェン紛争、第二次チェチェン紛争下をチェチェン共和国内で生き抜く。チェチェン共和国の首都・グロズヌイの大学で勉強したのち2003年にパリ政治学院へ留学し、本書を上梓。


編集部より(担当:吉川)

みなさん、チェチェン共和国という国のことを、どのくらい知っていますか?「ほとんど 知らない」という方が多いのではないかと思います。私もこの本の編集に携わる前は、ほ とんどこの国とこの国に生きる人たちについて、何の知識も持ち合わせていなかったの です。ロシアからの独立をめぐって十年以上も繰り広げられてきた、悲惨な紛争のあとに 残ったものは、いったい何だったのか…。プーチン大統領が行なってきた「テロ撲滅」の 名のもとでの陰惨な粛正の実態が、本書をご覧になると、きっと“真実の響き”を伴って 伝わってくると思います。